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主日礼拝説教(5月4日分)
聖書箇所:ルカの福音書1章1〜4節

1.説教音声

 

2.CS教材着情報

子供用メッセージカード聖書箇所(せいしょかしょ)「ルカ1:1〜4」
中心聖句:『それによって、すでにお受(う)けになった教(おし)えが確(たし)かであることを、あなたによく分(わ)かっていただきたいと思います。』(ルカ1:4) 5/1(日(にちようび))
今日のポイント!
※聖書(せいしょ)のむずかしいことばやわからないことは、おとうさんおかあさんではなく、日曜日に教会学校(きょうかいがっこう)で先生(せんせい)にききましょう。

1.わたしたちは、神様(かみさま)を信(しん)じてもすぐに一人前(いちにんまえ)になれるわけではありません。誰(だれ)でも、訓練(くんれん)をうけて、少(すこ)しずつ成長(せいちょう)していかなければならないからです。

2.成長(せいちょう)するまでの間(あいだ)、その人(ひと)の悪(わる)い部分(ぶぶん)が、人(ひと)に迷惑(めいわく)をかけてしまうこともあります。けれども、その悪(わる)い部分(ぶぶん)も、その人(ひと)が成長(せいちょう)するのにあわせて、神様(かみさま)が癒(いや)してくださいます。

3.しかし、その成長(せいちょう)も、わたしたちが、御言葉(みことば)を受(う)け入(い)れると決断(けつだん)して、理解(りかい)し、実践(じっせん)して、はじめて得(え)られるものです。だというのに、わたしたちの努力(どりょく)では、決断(けつだん)しても、理解(りかい)することも、実践(じっせん)することもできないのです。

〇まとめ
 わたしたちが、御言葉(みことば)を理解(りかい)して実践(じっせん)する為(ため)には、神様(かみさま)からの恵(めぐ)みが必要(ひつよう)です。だから、まず御言葉(みことば)に従(したが)うとしっかり決(き)めて、恵(めぐ)みをもとめることが大切(たいせつ)なのです。決(き)めたら勿論(もちろん)やってみるのですが、それで出来(でき)なくても心配(しんぱい)いりません。必(かなら)ず従(したが)えるように、神様(かみさま)の恵(めぐみ)が追(お)いついてくるので、何度(なんど)も祈(いの)って、日々(ひび)決意(けつい)しつつ、焦(あせ)らずにチャレンジしつづけましょう。

☆考(かんが)えてみよう
Q1.決断(けつだん)することと、実際(じっさい)に行動(こうどう)にうつせるのは全(まった)くちがうことです。このちがいを皆(みんな)ではなしてみましょう。
Q2.決断(けつだん)したけどそれっきり、ということはみんなにはありますか?

☆やってみよう(チャレンジ)
 自分(じぶん)のちからでやろうとせず、神様(かみさま)にまずは祈(いの)ろう!

着情報3.完全原稿

『受けたものを確認する』
聖書箇所:ルカの福音書1章1〜4節
中心聖句:『それによって、すでにお受けになった教えが確かであることを、あなたによく分かっていただきたいと思います。 』(ルカの福音書1章4節)  2025年5月4(日) 主日礼拝説教要旨

 今日からはルカの福音書を学んで行きます。本日開いた箇所は、この福音書の前文部分で、ルカ本人によって、「この福音書が、テオフィロ閣下の為に書かれたものである」と宣言されています。これは一見、ただの前置きのように見えますが、実はこの前文には、ルカの福音書全体の趣旨と目的が集約されています。今日はこの福音書の献呈先である「テオフィロ閣下」が、「テオフィロ兄弟」へ成長した軌跡を追いつつ、信仰成長の秘訣を探り出そうと思います。

 まず、口語訳では「閣下」と呼ばれているこのテオフィロは、どんな人だったのでしょうか。実は、その正体ははっきりとは判っていません。しかし、ルカの福音書の内容を見ると、教会内部の信徒を成長させる為に書かれたものだと判りますから、これを献呈されたテオフィロも洗礼を受けた受洗者であったと考えられます。ところが、受洗者であるはずの彼は、ルカから「閣下」と呼ばれ、「兄弟」とは呼ばれていません。続く使徒の働きでは、しっかりと兄弟としての扱いを明らかに受けているにも関わらずです。どういうことなのでしょうか。恐らくこの時点では、彼が十分に成熟しておらず特別な遠慮が必要な人だったということでしょう。
 受洗者だからといって、誰でもすぐに、忖度無しの扱いを受けて耐えられる訳ではありません。受洗者が一人前としてしっかり扱われるようになるまでには、十分な訓練の期間が必要です。それが解っているので、特別な配慮が必要な兄姉には、誰でもその成長を願って、惜しみなく心を砕くのです。しかし、それはあくまで一時のことです。配慮される側も、いつまでもそれに甘えていてはなりません。霊的な幼子を卒業し、一日も早く立派な「兄弟姉妹」への成長を目指さねばなりません。何故なら、救われた人は誰でも、キリストの宣教の働き、また奉仕へと召されているからです。周囲から受ける気遣いは、私たちが成長する為にこそ与えられているものです。私たちは今、主の前に立派な兄弟姉妹として立てているでしょうか。

 以上のことから、このテオフィロは、「配慮が必要な訓練中の受洗者」だったと思われるのですが、ルカは、そんな彼相手に遠慮せず、いきなりザカリヤの出来事や、マリアの処女降誕など、教会の教えの中でも特に不思議なこととして扱われている神秘について語り始めます。これらは普通なら、信仰の弱い兄姉には話すのを躊躇うような刺激的な内容のはずです。しかし、ルカは気遣って「閣下」と呼ぶその慎重さとは裏腹に、この福音については忖度無しに語ります。それはルカが、たとえ配慮の必要な兄姉であったとしても、彼自身が受けた約束と聖霊に信頼するのならば、必ず後から御言葉の理解が追いつくはずだと信じて、語る決断をしたのです。その結果、テオフィロが圧倒的な福音の約束の内容を確認するという御業が起きたのです。私たちも、時には教会で聴いた御言葉が理解できなかったり、疑わしく思えたりすることがあるかもしれません。しかし、私たちが恐れずに、聖霊が理解させて下さると信じて「御言葉を受け入れる」と決めた時、必ず信じた通りに御言葉の真理にたどり着くことが出来ます。何故なら、神様御自身が、その決断に応じて、御言葉の真理を報せて下さるからです。

 テオフィロ閣下も、後の使徒の働きでは、立派な兄弟として扱われています。ルカが信じた通りに聖霊が働き、テオフィロもまた、福音書を信じて受け入れたので、受けた福音を再確認して成長できたのです。例え、理解して受け入れ難いような御言葉であっても、私たちがまず「この御言葉が正しいと信じて受け入れよう」と決断して取り組むならば、神様は必ずその決断に応じて御言葉の真意を報せて、私たちが喜んでそれを受け入れ成長できるようにして下さるのです。これをまず信じる。そこに、信仰成長の本当の秘訣があるのではないでしょうか。



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