住所:愛知県名古屋市中村区東宿町2丁目102番地
電話/FAX:052-411-5367
受付時間:午前11時から午後6時まで(月・金休業、礼拝中は応対できません
)

主日礼拝説教(8月6日分)
聖書箇所:Tコリント人への手紙10章1〜6節

1.説教音声

2.CS教材着情報

子供用メッセージカード 聖書箇所(せいしょかしょ)「Tコリント9:19〜23」
中心聖句:『これらのことは、私(わたし)たちを戒(いまし)める実例(じつれい)として起(お)こったのです』(Tコリント10:6) 8月6日(日)

今日のポイント!
※聖書(せいしょ)のむずかしいことばやわからないことは、おとうさんおかあさんではなく、日曜日に教会学校(きょうかいがっこう)で先生(せんせい)にききましょう。

1.わたしたちは、イエスさまを信(しん)じています。この気持(きも)ちは、わたしたち以外(いがい)には、かえることができません。

2.わたしたちが頂(いただ)く、永遠(えいえん)のいのちも、わたしたちが、自分(じぶん)で「いらない」といわないかぎり、なくなることがありません。

3.けれども、わたしたちの心(こころ)は、どんなに強(つよ)くおもっていても、簡単(かんたん)にかわってしまいます。

4.だから、こころが変(か)わってしまうもとになる、罪(つみ)から、わたしたちは、なるべく離(はな)れていないといけないのです。

〇まとめ
 えらい使徒(しと)のパウロですら、自分(じぶん)の心(こころ)がかわってしまうことを、完全(かんぜん)ふせぐことは無理(むり)だと思(おも)っていました。わたしたちも、自分(じぶん)のこころがかわることがないと、油断(ゆだん)していてはいけないのです。毎日(まいにち)、自分(じぶん)のこころを確認(かくにん)しましょう。

☆考(かんが)えてみよう
 Q.わたしたちは、意外(いがい)と、おもいつづけることが難(むず)かしいものです。じぶんが一度(いちど)怒(おこ)った時(とき)、どのぐらい長(なが)く怒(おこ)りつづけられるか、また、好(す)きな漫画(まんが)やゲーム、アニメに、いつまで夢中(むちゅう)でいられるか、すこし考(かんが)えてみましょう。

☆やってみよう(チャレンジ)
 毎日(まいにち)、自分(じぶん)が神様(かみさま)のことをどう思(おも)っているか、朝(あさ)に確認(かくにん)してみましょう。

着情報3.完全原稿

『私たちを戒める実例』
聖書箇所:コリント人への手紙第一10章1〜6節
中心聖句:『これらのことは、私たちを戒める実例として起こったのです。彼らが貪ったように、私たちが悪を貪ることのないようにするためです。』(コリント人への手紙第一10章6節)  2023年8月6日(日)主日聖餐礼拝説教完全原稿

 10章に入り、パウロは、救いの喪失について語り始めます。コリント教会の一部の人々は、教会で洗礼を受けたことによって「自分が完成した」と安心しきり、何をしても自分が滅ぶことなどありえない思い上がっていました。しかしパウロは、出エジプト記を引用し、同じく神に選ばれたイスラエル人の先祖たちが、殆ど荒野で滅ぶ嵌めなった実例を提示し、決して油断してはならないと戒めます。私たちが、救いの約束に預かる旅の途上にあるからです。

 出エジプト記には、天の父なる神様に遣わされたモーセによって、イスラエルの人々がエジプトから救い出され、約束の地であるカナンへ旅する内容が記されています。この時に、エジプトから連れ出されたイスラエルの人々は、父なる神様によって特別に選び出され、約束の地を相続するはずの人々でありました。彼らは、死の荒野の中を、昼は雲の柱によって灼熱から、夜は火の柱によって極寒から守られ、約束の地を目指したのです。それだけではなく、水も、食べ物も無い荒野の中で、マナという特別なパンを与えられ、また、叩かれた岩から出た水を飲み、旅をしました。これらの全ては、「必ず約束の地へ導く」という、神の言によって実現していたのです。そのような神様の約束を成就させることは、神の言であり、子なる神である受肉前のイエス様の仕事でした。このイエス様に導かれて、モーセを始め、イスラエルの人々は、現代のクリスチャンが受けるのと変わらない、神の護りと導きを受けて、荒野を渡ることが出来たのです。しかし、そのように護られ、導かれていたにも関わらず、モーセに連れられたイスラエルの人々は、ヨシュアとカレブという二人の例外を覗いて、ほぼ全員が約束の地に入る事が出来ず、荒野を死ぬまでさまよい歩くことになりました。約束の地に入るように命じる父なる神様の言葉を、自分の意思で拒絶し、約束の地の入り口から逃げ去ったからです。

 父なる神様の約束によって、受肉される前の子なる神であるイエス様の護りを受け、約束の地へ確実に入ることができたにも関わらず(実際に入ろうとしたヨシュアとカレブは後から入れました)、イスラエルの人々の殆どが、自分の意思で約束の地に入ることを拒絶し、滅んだという実例を、私たちは注意深く見て、良く考えるべきです。イスラエルの人々とて、カナンの直前まで約束の地へ入ることを望んで、モーセに従って旅路を歩んでいたのです。しかし、最後の最後になって、屈強なカナンの先住民を見て恐れ、心変わりし、自分達が殺されてしまうと勝手に思い込んで、彼らは約束の地に入る事を拒みました。神様の言葉を信じず、そのような決断を行ったのです。同じように、私たちもまた、福音の約束を信じて洗礼を受け、父なる神様から特別な地位を与えられたからといって、最後の時まで堅く立っていられるとは限りません。約束の地に入る直前で神様に背を向けた人々のように、将来自分の心境がどうなっているかかなど、誰にも判らないのです。十二弟子のリーダーのペテロですら、イエス様を裏切りました。自分がそのような危険な旅路の途上にあることと、神様の前に立つその日まで、旅は続くのだということを、果たして私たちは十分に自覚することが出来ているでしょうか。

 私たちが受けた救いは、自分で手放したいと願わない限り、決して無くなることのない確かな約束です。しかし、私たちの心の方が、何かのきっかけで、簡単にそれを投げ出してしまう状態に変わりやすいのです。だからこそ私たちは、十分に注意しなければなりません。感謝な事に、ヨシュアやカレブがそうであったように、私たちもまた、神様を信じて縋り続ける限りは、必ず救いの約束の成就に至ることが出来るという保証を受けています。恐れずに、神様の約束と、神の言であるイエス様の上に堅く立って、救いに預かる一人びとりとなりましょう。


前ページ

次ページ


スタッフ写真ChUrch info.店舗情報

日本イエス・キリスト教団 名古屋教会

 〒453-0063
 愛知県名古屋市中村区東宿町2-102
 TEL/FAX:052-411-5367
 受付時間:午前11時から午後6時まで
 (月・金休業、礼拝中は応対できません)

アクセス
 地下鉄東山線「中村公園前駅」から徒歩20分
 バス停「豊国神社前」から徒歩5分
 バス停「東宿町」から徒歩2分
 駐車場は5台分程用意があります。
 隣接の立松接骨院駐車場もご使用頂けます。
 (日曜日のみ)