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主日礼拝説教(10月29日分)
聖書箇所:Tコリント人への手紙11章1〜16節

1.説教音声

2.CS教材着情報

子供用メッセージカード 聖書箇所(せいしょかしょ)「Tコリント 11:1〜16」
中心聖句:『しかし、すべては神から出ています。』(Tコリント11:12) 
 10月(がつ)29日(にち)(日(にちようび))

今日のポイント!
※聖書(せいしょ)のむずかしいことばやわからないことは、おとうさんおかあさんではなく、日曜日に教会学校(きょうかいがっこう)で先生(せんせい)にききましょう。

1.男性(だんせい)、女性(じょせい)、国籍(こくせき)、学年(がくねん)、背の順(せのじゅん)、出席番号(ゆっせきばんごう)など、人(ひと)を区別(くべつ)する方法(ほうほう)が、世の中(よのなか)にはたくさんあります。

2.世の中(よのなか)の人(ひと)は、競争(きょうそう)の中(なか)で生(い)きているので、その区別(くべつ)に、順位(じゅんい)をつけて、自分(じぶん)より下(した)の存在(そんざい)をつくろうとします。

3.けれども、この世界(せかい)を創(つく)られた神様(かみさま)は、わたしたちに上(うえ)や下(した)といった順位(じゅんい)をつくらず、全(すべ)てのひとを大切(たいせつ)にしておられます。

4.神様(かみさま)が与(あた)えられるのは、役割(やくわり)だけです。わたしたちは、神様(かみさま)を大切(たいせつ)にするので、神様(かみさま)から与(あた)えられた役割(やくわり)も大切(たいせつ)にするのです。

〇まとめ
 性別(せいべつ)も、身分(みぶん)も、全(すべ)ては、神様(かみさま)が決(き)めた役割(やくわり)です。わたしたちの役割(やくわり)がなにであっても、神様(かみさま)はわたしたちを、同(おな)じように大切(たいせつ)にしてくださるのです。

☆考(かんが)えてみよう
 Q1.クラスで劇(げき)をする時、主役(しゅやく)の子(こ)が一番(いちばん)大切(たいせつ)で、わき役(やく)の子(こ)は、クラスからいなくなってもいいでしょうか。

☆やってみよう(チャレンジ)
 自分(じぶん)と違(ちが)う立場(たちば)の人(ひと)を、大切(たいせつ)にするとはどういうことか、何(なに)をすればいいか、考(かんが)えてみましょう。

着情報3.完全原稿

『神から出たもの』
聖書箇所:Tコリント人への手紙11章1〜16節
中心聖句:『しかし、すべては神から出ています。』(Tコリント人への手紙11章12節)
 2023年10月29日(日)主日礼拝説教要旨

 先週、私たちはこの1~16節より、教会で行われる話し合いは、相手を説得する為ではなく、神様の御心を探り出し、互いに一致する為に行われるものであるということを学びました。それとは別にもう一つ、パウロはこの箇所で、男女の関係と立ち位置について語っています。「被り物の問題」そのものは、当時の時代背景に基づいた限定的な教えではありますが、ここで語られる、各々の立ち位置についての教えは、時代を越えて、私たちが学ぶべきことです。

 まず、男女の差異について、パウロは創世記の1~2章を用いて説明を行っています。この天地を創られた父なる神様は、御自分が創られた被造物を管理させる為に人間を創造し、その人間が、一人で役目にあたることは良くないと考え、人間からあばらを取り、そのあばらで女を創造されました。その時から、人間には男と女という二つの立場が生まれたのです (創世記1~2章)。このことに触れた後、パウロは、各々に定められた男女の役割を弁えて、それぞれ自分の立場に応じて神様にお仕えしていくべきであることを教えたのです。7-12節でパウロが語っている男女についての話は、神様から与えられた「役割」の違いについて話しているのであって、優劣を論じているわけではありません。男性と女性のどちらが優れているとか、そういう話題ではないのです。そもそも「勝ち負け」や「優劣」という考え方そのものが、御霊に属する人の価値観ではありません。私たちは、勝ち負けや優劣に拘るこの世の価値観から離れ、この霊的な価値観による前提を、正しく理解していかなければならないのです。

 では、神の国の価値観に基づいた「役割の違い」とは一体どういうものなのでしょうか。それを理解する為に、まず私たちは、神様によって、一人びとりが愛され、大切にされていることを確認する必要があります。私たちは、それぞれが、他ならぬ神様御自身から、「あなたは高価で尊い」と言って頂ける掛け替えのない存在です(イザヤ43章4節)。その上で神様は、御自身の計画に私たちを参加させてくださり、各々に立場と役割を与えて、自らの目的を、皆で達成されようとしてくださるのです。神様は、各々に与えた立場や仕事に応じて、それを達成できるのに必要な力や持ち物をお与えになります。しかし、それはあくまで目的を達成させるために必要だからであって、それぞれの存在に優劣があるからではありません。子供は、ごっこ遊びをするとき、大切なおもちゃや人形に役を割り振って遊びますが、遊び終わった後は、どれも大切におもちゃ箱に仕舞います。わき役を割り振った人形はもういらない、とはならないはずです。同じように、私たちは神様の前に等しく大切にされています。たとえ割り振られた役割が、男であろうが、女であろうが、その扱いに全く差はありません。ただ役割は、神様が私たちを信頼して、各々に与えて下さっているものです。だから私たちは、男なら男として与えられた役目を果たし、女なら女として与えられた役目をはたして、私たちを愛して下さる神様にお仕えしていくのです。しかし、人間は、神様の定められた自らの役割を無視し、能力や持ち物によって、互いに優劣をつけて貶め合います。ここに人間の罪があるのです。

 一事が万事、全ては同じです。男であろうが、女であろうが、牧師であろうが、信徒であろうが、上司であろうが、部下であろうが、親であろうが、子であろうが、全ては神様から出た役割であるが故に、私たちは従うのです。だから私たちは、どのような立場に居ても謙遜に振舞い、相手がどのような立場にいても敬意をもって仕えます。たとえ何も持っていないとしても、それでも尚、私たちは神様にとって、役割を委ねられたかけがえのない存在なのです。だから自らの現状に一喜一憂せず、神の国の価値観に持って、神様にお仕えしていきましょう。


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