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主日礼拝説教(4月30日分)
聖書箇所:Tコリント人への手紙7章25〜35節

1.説教音声

2.CS教材着情報

子供用メッセージカード 聖書箇所(せいしょかしょ)「Tコリント7:25〜35」
中心聖句:『むしろ、あなたがたが品位(ひんい)ある生活(せいかつ)を送(おく)って、ひたすら主(しゅ)に奉仕(ほうし)できるようになるためです』(Tコリ7:35) 4月30日(日)

今日のポイント!
※聖書(せいしょ)のむずかしいことばやわからないことは、おとうさんおかあさんではなく、日曜日に教会学校(きょうかいがっこう)で先生(せんせい)にききましょう。

1.神様(かみさま)は、何(なに)もない平和(へいわ)な時間(じかん)をつかって、私(わたし)たちがいざという時(とき)に困(こま)らないように、いろいろなことを教(おし)えてくださっています。

2.それは、何(なに)か大変(たいへん)なことが起(お)こったときに、私(わたし)たちが、心配(しんぱい)しないようにという、神様(かみさま)からの親切(しんせつ)なおくりものです。

3.だから私(わたし)たちは、大変(たいへん)なことが起(お)こっても、あわてずに、いつも通(どお)りに行動(こうどう)することができます。

〇まとめ
 大変(たいへん)な時(とき)にこそ、いつも通(どお)りに行動(こうどう)し、勝手(かって)なことや、なれないことをしないように注意して、神様(かみさま)に頼(たよ)って、よくお祈(いの)りしながら、すごすようにしましょう。

☆考えてみよう
 →災害(さいがい)がおこったり、恐(おそ)ろしい病気(びょうき)がはやったり、戦争(せんそう)になったりしたとき、人間(にんげん)は、あわてていつもどおりの行動(こうどう)ができなくなってしまいます。自分(じぶん)がもしそうなったら、どうなってしまうか考(かんが)えてみよう。
 →そうなってしまったとき、どうやったらいつも通(どお)りのことが簡単(かんたん)にできるか、考えてみよう。 ヒント:避難訓練(ひなんくんれん)

☆やってみよう(チャレンジ)
 →大変(たいへん)なことがおこったらどうやって行動(こうどう)するべきでしょうか。何(なに)をしたら神様(かみさま)によろこばれるかを考(かんが)えながら、紙(かみ)に書(か)いてみよう。



着情報3.完全原稿

『平常の賜物を尊ぶ』
聖書箇所:Tコリント人への手紙7章25〜35節
中心聖句:『むしろ、あなたがたが品位ある生活を送って、ひたすら主に奉仕できるようになるためです』(Tコリント人への手紙7章35節)  2023年4月30日(日) 主日礼拝説教完全原稿

 私たちは、キリストの十字架の血潮によって買い取られ、この世界の外側に連れ出された一人びとりです。そこから神様は私たちをこの世に遣わし、その御心による御計画に従って、私たちに様々な役割を与えて下さっています。
 神様が私たちに与えて下さる、持ち物や、能力、身分、金銭などは、全てその働きの為に与えられているものです。私たちはそれぞれ、派遣される場所に従って、もっとも最適な賜物に覆われながら、この世の中で生きるようにされているのです。

 しかし、この世で生きようとする限り、私たちは、様々な騒乱に巻き込まれます。また、パウロが、伝道の合間にテントを作り暮らしていたように、私たちも自分の生活を保つ為に、この世で働き過ごさなければなりません。更に、危急などと呼ばれる緊急事態に陥った際には、自身の役目を果たす為に、混乱の中でも耐え忍び、生き延びる必要もあります。

 今日の箇所でパウロは、コリント教会の未婚の人々に対して、迫りくる危急の事態、即ち、「差し迫っている危機」が近いので、今しばらくは結婚せず、現状を維持して耐え忍ぶようにと勧めています。それが、危急の時には、最も苦労せずに過ごせる手段であると、パウロは教えているのです。私たちは普段、神様からの恵みを喜んで受け取りながら、いきいきと過ごしていれば良いのですが、様々な困難が訪れる時に至っては、そのように過ごしていてはなりません。何故なら、「この世の有様は過ぎ去る」と書かれている通り、緊急事態の中では、この世界の常識や、秩序など、私たちが当たり前と思っているあらゆるものが覆るからです。
 最近のコロナ禍や、ウクライナの戦争が良い例でしょう。この世の秩序が崩壊する際には、多くの理不尽が起こります。家族のいる人は人質を取られ、泣いている人は弱みに付け込まれ、喜ぶ人は、嫉妬によって虐げられ、買う人は、持っていると判断されて、略奪されるようになるのです。しかもその危機は、世間に深く関り、目立った者から順に降りかかってきます。

 それに対応する為には、泣かず、喜ばず、所有していないようにふるまえとパウロが教えている通り、人々の目に留まらないように、息をひそめて、ひっそり混乱をやり過ごす必要があります。それ故、いたずらに現状を変更せず、現状を保つ心構えは、とても大切なのです。
 私たちは、このような危急の事態に対応できるように、神様によって、普段から多くの賜物と訓練を受け、培われています。例えば、夫婦の信徒ならば、普段の生活の中で、お互いにどのように平和を保ち、かつ神様に仕えて奉仕するかについて、十分に話し合う事が出来ているはずです。ですから、危急の際にも慌てずに済みます。しかし、混乱する中で無理矢理に結婚する人はそうではありません。準備する時間も、話し合う暇もないままでは、到底、結婚生活や、信仰生活を成り立たせることは出来ません。それは、本人達にとって不幸なことではないでしょうか。それ故、パウロは危急の際には、平常の賜物を大切に用いるように勧めたのです。

 主は全てを見通され、私たちに必要な物を予め与えて下さいますが、私たちは、それを軽んじ、危急の中でも自分の想いによって、いたずらに現状を変更しようとします。ここに人間の罪があります。私たちは、主から与えられた平常の賜物こそを尊ぶべきです。パウロの願いも、そこにあります。平常の賜物を尊び、品位ある態度で、主に奉仕出来るように努めましょう。



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