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主日礼拝説教(11月17日分)
聖書箇所:Tコリント人への手紙15章23〜28節

1.説教音声

 

2.CS教材着情報

子供用メッセージカード 聖書箇所(せいしょかしょ)「Tコリント15:23〜28」
中心聖句:『これは、神(かみ)が、すべてにおいてすべてとなられるためです。』(Tコリント15:23〜28) 11/24(日(にちようび))
今日のポイント!
※聖書(せいしょ)のむずかしいことばやわからないことは、おとうさんおかあさんではなく、日曜日に教会学校(きょうかいがっこう)で先生(せんせい)にききましょう。

1.イエスさまは、救い主(すくいぬし)として、十字架(じゅうじか)の上(うえ)で、わたしたちの受(う)けるはずだった罪(つみ)の罰(ばち)の身代(みが)わりとなって死(し)んでくださったのち、三日目(みっかめ)に、永遠(えいえん)のいのちを受(う)けた人間(にんげん)の第一号(だいいちごう)として復活(ふっかつ)してくださいました。

2.しかし、復活(ふっかつ)しただけでは、イエスさまの救い主(すくいぬし)としての仕事(しごと)は、まだおわっていません。何故(なぜ)なら、イエスさまは、わたしたちの王(おう)として、再(ふたた)びこの地上(ちじょう)にこられ、全(すべ)ての敵(てき)を滅(ほろ)ぼされなければならないと、聖書(せいしょ)の中(なか)に予告(よこく)されているからです。

3.イエスさまは、再臨(さいりん)されたのち、全(すべ)ての敵(てき)を滅(ほろ)ぼされます。その最大(さいだい)の敵(てき)こそが、わたしたちを永遠(えいえん)のいのちから遠(とお)ざける「死(し)」なのです。死(し)が滅(ほろ)ぼされるので、イエスさまを信(しん)じる人(ひと)は、誰一人(だれひとり)死(し)んでいる必要(ひつよう)がなくなります。だから復活(ふっかつ)して、永遠(えいえん)のいのちを頂(いただ)くことができるのです。

〇まとめ
 わたしたちが復活(ふっかつ)するまで、イエスさまの仕事(しごと)は終(お)わりません。だから、わたしたちが復活(ふっかつ)しないことはあり得(え)ません。安心してイエスさまを信(しん)じて、永遠(えいえん)のいのちを頂(いただ)きましょう。

☆考(かんが)えてみよう
Q1.神様(かみさま)の全(すべ)てのご計画(けいかく)の中心(ちゅうしん)に、わたしたちが置(お)かれています。何故(なぜ)でしょうか。考(かんが)えてみましょう。
Q2.神様(かみさま)にとって、わたしたちは魅力的(みりょくてき)なのでしょうか?

☆やってみよう(チャレンジ)
 イエスさまに感謝(かんしゃ)して、クリスマスの準備(じゅんび)をしよう!

着情報3.完全原稿

『すべてにおいてすべて』
聖書箇所:Tコリント人への手紙15章23〜28節
中心聖句:『そして、万物が御子に従うとき、御子自身も、万物をご自分に従わせてくださった方に従われます。これは、神が、すべてにおいてすべてとなられるためです。』(Tコリント人への手紙15章28節)
 2024年11月24(日) 主日礼拝説教要旨

 私たちの復活などはない、という人々に対し、パウロの反論が続きます。「私たちの復活が確実にある」ことは22節までの説明でも明らかでしたが、そこから更に一歩踏み込んで、パウロはコリントの人々に死者の復活が行われる根拠を説明します。それは、「死者の復活が行われなければ、再臨したキリストの王としての仕事が終わらない」という新しい教理でした。

 キリストは、完全にただの人間として復活した、最初の一束目(即ち初穂)です。ならば、二束目、三束目の復活者はいつ現れるのでしょうか。現代の私たちは、この問いの答えが、「キリストの再臨の時である」ことを当たり前のように知っています。しかし、当時はまだこの教理が明らかにされていなかったので、「死者の復活」が具体的にいつ起こるのかについてわかっている人はごく少数でした。態々別の手紙(Tテサロニケ4章16節)でも触れて語られるぐらい、多くの人がこのことを不安に思っていたのです。「死者の復活は、私の知らない間に終わってしまったのではないか」という問いは、信仰を揺さぶり不安にさせます。その不安に対してパウロは、「まず初穂であるキリストが復活し、次に、その来臨のときにキリストに属している人たちが復活する」と、はっきり教理を示したのです。私たちが待ち望む二人目以降の復活者は、キリストが再臨した時に現れます。それから、万物の終末がやってくるのです。

 キリストが再臨した後、私たちが復活するまでの間に大切な事が行われます。それは、あらゆる支配と、あらゆる権威、権力が滅ぼされることです。「全ての敵を足の下に置くまで、キリストは王として治める」ことになっているからです。私たちの王であるイエス・キリストの働きは、全ての敵を足の下に置くまで全うされることがありません。何故なら、イエス様に関する預言は、全て成就されなければならないと御言葉によって宣言されているからです(ルカ24章44節)。そして、「最後の敵は、死です」と語られている通り、再臨されたイエス様の戦いは、「死」が滅ぼされ私たちが死人の中から復活することによって完成します。私たちの復活は、イエス様の働きの総仕上げであり、これ無しには働きが完成することがないのです。私たちが復活し、キリストに似た者とされた後、ようやくイエス様は自らの王国を父なる神様にお渡しになられます。そして、三位一体の神様が万物を従え、「すべてにおいてすべて」となられるのです。神様が、天地創造以来取り組まれてきた救済の計画も、これにより完成に至ります。私たちの復活がこのような立ち位置にあるからこそ、死者の復活が確実にあると確認できるのですし、「死者の復活など無い」ことが論理的にもあり得ないことがわかるのです。

 これ程までに、私たちは神様の計画に中心に置かれています。自分自身の罪の姿を振り返り、自分の行動の一つ一つを鑑み、自身の信仰の本質を省みる時、私たちはこの事実にどう向き合えるでしょうか。私たちの何人が「私は、神様の計画に中心に位置する資格のある人間で、それにふさわしい生き方も実現出来ている」と言えるでしょうか。むしろ、その事実を聞いて恐ろしくなり、自分が到底相応しくないと感じても、それでも尚、私たちは神様の計画の中心に置かれており、復活に預かれるのです。何故なら、それほどまでに私たちが、三位一体の神様から心より大切に愛されているからです。このような神様の愛に対して、私たちはどのように報いることが出来るでしょうか。聖書は、それに報いたいと願うならば、それぞれ自分の罪を認め、回心して、キリストの復活を信じるように私たちに勧めています。だから、私たちを何より尊く扱って下さる神様を信じて、それに相応しい応答をしていこうではありませんか。




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